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理事長 山野正義 挨拶

 

一般財団法人グローバルジェロントロジーセンター設立にあたって

 

「一般財団法人グローバルジェロントロジーセンター」設立にあたって、一言ご挨拶を申し上げます。

人類は20世紀において、不幸な戦争を経験しながらも、飛躍的な技術革新を成し遂げました。とりわけ先進諸国では、教育・医療・社会保障をはじめ、衣食住の全ての分野で生活環境を向上させました。その結果として、これまで経験したことのない長寿社会が実現しています。一方、世界人口は70億人となりましたが、その80%は標準以下の居住環境に住み、約1%の人が全世界の富の約60%を所有するという格差が生まれています。また人類の果てしない開発と浪費によって、地球環境は悪化の一途をたどっています。

そして21世紀に入って10余年が経過した現在、先進諸国では高齢化問題が国家的なテーマになり、日本でも社会保障費が見直しの対象にされています。

本来、技術革新と社会制度の発展は、子供から高齢者にいたる全ての人々がその恩恵を享受すべきです。それが逆行している現実は、人類にとって進歩と言えるのでしょうか。だからこそ全世界は、人類の真の進歩に向かって、真の改革を目指すべきであると考えます。

こうした中で、アメリカの南カリフォルニア大学が推進しているジェロントロジーに関する先駆的な研究・教育は、高齢者と高齢社会のあるべき方向性を明確に指し示しています。そこで日本においても、ジェロントロジーに関して、積極的かつ全面的に取り組むことが急務になっているとの判断から、当センターを設立することにしました。アメリカの福祉研究者は、 Sunset is as beautiful as Sunrise.――「人生は生きるほどに美しく」と提起しています。今こそ高齢者が輝いた人生を送ることができるように、社会保障政策を大きく転換していくことが必要です。

高齢者が生き生きとした人生を送ることのが出来る社会は、若者たちに希望を与えることが出来るでしょう。定款で掲げた目的・事業を推進するために、当センターに対して、多くの個人・団体各位のご賛同、ご協力を切望する次第です。

一般財団法人グローバルジェロントロジーセンター

理事長 山野 正義

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